何を食べるべきか

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養生というのは患者さんたちによく尋ねられることですが、私にとっても健康というかけがえのない財産である以上、自ら調べて実践することの大切さを日々痛感しています。

健康に過ごすために、最も重要になるのは食に関することです。
人は食べたものでできている、これは真実で、古代中国の皇帝には専属の食医がいて、文字通り命がけで皇帝の健康維持に腐心していました。
しかし何を食べればいいのか、と考えるとほとんど行き詰ってしまいます。
肉を食べるな、いや食べろ、昔の日本は粗食だったからご飯を、いや糖質は制限しろなど、巷で言われていることを全て実施しようとすると餓死してしまうでしょう。
健康メニューの作成という仕事にも関わったので、中国医学や食事療法の文献にも当たってみましたが、実際の効能を長期間データとして追いかけているものは多くはありませんでした。
そんな中で、比較的正しいのではないかと思うことを挙げてみます。

1.糖質制限
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近年話題になっている食事療法です。
血糖値を上昇させるのは糖質であること、癌を成長させる因子になることは確認されていて、糖尿病治療には絶大な効果を出しています。
ただし新しい治療法のため長期的な傾向についてはわかっていません。

★参考
本人自身が糖質制限を実施している医師のサイト
糖質制限への反対意見

2.伝統食
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日本の伝統食は時の洗礼を受けて残っているだけあって、bestではないかもしれませんが、betterな方法論は提供してくれると思います。
玄米、旬の野菜、肉、魚、豆腐、味噌汁などの伝統的な粗食の食材とされるものです。
化学調味料や農薬などは可能な限り避けます。
完全菜食や厳格なマクロビオティックについては疑問を持っています。

★参考
僕が菜食をやめた理由

3.少食
食べ過ぎが体に及ぼす負荷は深刻なものがあると感じています。
消化や排泄にかかる負担、血液の汚染など長期にわたると癌や慢性病を引き起こすとされています。
食後に眠くなったりだるくなったりするのは食べすぎの証拠です。

私自身は、上のような食事を気楽に行なっていて、食事は1日1食、約800kcal(成人は2500kcalが推奨されています)の生活を続けていますが、健康な生活を過ごしていて、10年以上、病院には全く行っていません。
この上で、早寝早起きの規則正しい生活、散歩や自転車などの適度な運動を日常に取り入れること、体をお灸やホットパックで冷やさないようにしています。

ただし、これだけでは不十分で、他に「自身で心から納得してやりぬくという心構え」が必要になります。
この方法論は厳格なものではありませんが、少なくとも上のことを自分なりに調べて、納得し、自らの責任でやり抜く覚悟は必要で、依存心があると続かないし、思うように結果が出ないと思います。
これは不思議ですが、自身や患者さん達をみて感じたことです。
私は今の所この方法がbetterなものだと感じていますが、他によい方法があるのかもしれません。
調べていくとさながら迷宮のようですが、ぜひ自分なりの方法をそれぞれの方が見つけて欲しいと思います。