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旅のカバン2018

旅好きなのでバッグには一定のこだわりがあり、ここに最新版をまとめています。
旅先では徒歩による移動時間が格段に増えます。
バスや電車はどうしても旅行者にはハードルが高く、頼りになるのは自らの足になるからです。
この時、重すぎるカバンは足枷となり、疲労が蓄積して自由が制限されます。
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韓国の伝統医学

最近、治療以外の時間で調べていることがあって、ここを中々更新できずにいます。
今日は時間ができたので、お隣の韓国の伝統医学について少し書いてみます。

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文殊菩薩治療センター(カトマンズ ネパール)

Manjushree旅先で訪問した鍼灸院を紹介します。カトマンズ郊外にある鍼灸治療院「Manjushree Acupuncture Treatment Center」です。
日本で鍼灸学校を卒業したネパール人が運営していて、3名の女性スタッフが治療に当たっています。
治療は中医学を基本に添えながら、日本独自の細いハリを使ったやさしい刺激で行なっています。 続きを読む

旅したハリ

予定していたイベントで出張治療してきました。
ここは昭和5年に建築された医院で、平成10年頃に閉院、その後は有志のボランティアが維持してきました。
old clinic inner old item
縁側や渡り廊下がある室内に当時流行していた洋風建築をアレンジし、室外には立派な日本庭園も備えているもので、民間が維持している文化財としては出色とも言えるものでした。
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世界の郵便事情

ここは個人的な備忘録としても利用していますので、海外の輸送方法についても書き残してみます。

海外渡航では現地の知人に大変お世話になることが多く、帰国後も手紙やクリスマスのプレゼントなどを贈ることがあります。

調べてみると色々とあるようですが、私は日本郵便の次のようなサービスを利用しています。

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台湾の中医師

台湾では鍼灸は中医師という東洋医学を行なう医師が行なっていました。
中医師は大学の医学部で7年間学び、国家試験に合格しなければならず、内科や外科などと同様に中医学科として制度化されていました。
日本では一般の医師が鍼灸と漢方と両方、鍼灸師が鍼のみ、薬剤師が漢方のみを行なっていますが、台湾でこの中医師が鍼灸、漢方を使って治療を行なっています。

今回は台湾の中医師が一時期私の母校に針灸留学していたご縁で、勤務先の病院を案内していただきました。

この病院は市立の施設でビル1棟が病院となっていて、中医学科はそのうちの1フロアに入居していました。
そして更に針灸科、漢方科、傷科(整骨科)に分かれていました。
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針灸科では2人の医師と2名の看護師でベッド20台ほどを担当していました。
そして一人当たり問診3分、針治療が10分以内という時間配分で次々と患者さんを回していました。
短い時間で治療を終えなければならないのは保険との兼ね合いとのことで、日本の健康保険とよく似た制度を取り入れているようでした。
治療費は一回分の患者負担が約200円、保険として医師に支払われる分が約800円で、6回を1クールとして一ヶ月以内に来院しなければなりません。
そのための保険料は1700円/月くらいということで、日本に比べると割安感がありました。

台湾では中国文化に馴染んでいるため鍼灸への抵抗感はなく、多くの患者さんが来院されていました。
来院している患者さんは、各種の痛み、生理痛などの女性疾患、自律神経失調、パーキンソン病、リウマチなどの方が多いようでした。
鍼は日本の一般的なものよりやや太いものを使い、部位にもよりますが大体3~4cmくらいは刺しておられました。
とにかく凄まじい数の患者さんで、それを次々に捌いていく中医師の手技はスピーディで見事でした。
また看護師さん(台湾では護理師と言います)も忙しい中をキビキビと働いていて、少し時間があれば漢方薬を沁み込ませたシップ薬を作ることに余念はないようでした。
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こうした海外渡航の折には現地で活躍する日本人も探しているのですが、台湾では日本との資格の互換を認める制度がなく、7年もの期間を費やす時間と経済上の負担から日本人中医師はほとんどいないようでした。
その一方で中国医学を学ぶ日本人留学生はいるようで、案内してくれた先輩の母校には東京女子医大の女医さんが学んでいるとのことでした。

先輩は複数の病院をかけもちして変則的な時間で夜10時くらいまで働いていました。
その合間に昼や夜の時間を見つけては、食事に付き合ってくださったり、町を案内してくださったりと心のこもったもてなしをして下さり、本当にありがたかったです。
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台湾の食事

台湾は中国の文化圏にあるためか、中華料理がデフォルトのようでした。
そして外食が文化として根付いているようで、夕方~夜半にかけて多くの人々が町の食堂、屋台、レストランに集まって賑やかに食事をとっていました。

個人的におきにいりだったのは、毎夜道沿いをにぎわす夜市(イエシー)です。
これは日本で言うお祭りの縁日のような感じで、多くの屋台が遥か彼方までギッシリと立ち並び、安くて美味しい料理を食べることが出来ました。
びっくりするほど美味しかったのは小籠包(しょうろんぽう)です。
shoronpou
肉まんを小さくしたようなものですが、薄い皮には挽肉がたっぷり入っていて、皮が破れて口の中にジュワっと滲む肉汁が溢れます。
これを付け合せの生姜と一緒に食べるとたまらなく美味しいものでした。

また食材には漢方食材がアレンジされていることが多く、夜市で食べた豆腐には甘いゼリーのような豆腐に薬膳の薏苡仁(ヨクイニン)が入っていて美味しく、またカラダに良さそうなもので、生活に根付いた医食同源の一端に触れることが出来ました。
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しかし考えてみれば日本でも「おばあちゃんの知恵」といった感じで、五穀米や食べ合わせの伝統的な知識が伝わっているので、各民族普遍のことなのかもしれません。

他にも色々食べました。
台北にあるラーメン「牛肉麺(ニウローメン)」のお店で、すごい行列ができていました。
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そしてアーロー(ガチョウ肉)は表面はパリパリしていて、脂が少なく、あっさりしていました。
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また甘くて美味しいマンゴーが100円程度で食べられるのも嬉しかったです。

海外に出ると私の場合食のホームシックで無性に醤油料理や味噌汁が食べたくなるのですが、今回に限っては全くそんなことはなく、台湾料理は私の口に合っているようです。
食費も屋台や地元の食堂を利用すると日本の半額くらいで収まるので、旅の間は充実した食生活を送ることができました。

続・ドイツ人雑感

もう少しドイツ人について書いてみます。
今日はドイツの鍼灸学生について。

自宅は中央駅からUバーンと呼ばれる地下鉄で郊外に向って30分ほどの駅にあります。
駅

余談ですがほとんどの鉄道で自転車専用車両があり、移動先で自転車を使う「輪行」が普及している感がありました。
自転車列車
また犬連れでの乗車も普通にできるようでした。
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そこから徒歩で10分ほどの所にある団地に向いました。
途中はきれいに整備されたガーデンになっていて、個人に分譲されているようです。
草は短く刈り込まれ、庭先にはハーブなどが植えられていて、散歩しながら眺めるだけでも楽しいものでした。
ガーデン

次の写真は入り口部分です。
青い扉がオシャレで、オートロックが付いているのですが、故障していて自由に入ることができました。
エントランス
間取りは2DK,友人とシェアしていて家賃が500ユーロ、日本円だと6万ちょっとくらいといった所でしょうか。
キッチン
写真はキッチンです。
ゴチャゴチャしているように見えますが、道具類はよく使うものを整理していてシンプルで使い勝手が良さそうでした。
それと写真右下にある乾燥機のような丸いドアがある機械は、実は洗濯機です。
横型の造りになっていて、ドイツではキッチンに置くのがデフォルトのようでした。

日常生活は大学の傍らアルバイトをして学費の一部に充当し、長期休暇には電車で3時間くらいかかる実家に帰省したり、中国に短期留学したりしているとのことで、充実した学生生活を送っているようでした。
また明るく真面目で温かな人柄で、やはり日本人とは何となく気が合いそうな国民性だと感じました。

今回は限られた期間の滞在でしたが、ドイツはとても良い印象でした。
先進国なので文化的にユニークなものは少ないのかもしれませんが、それでも重厚な伝統を感じさせる文化や、異なる言語、金髪や青い目など物珍しくて、刺激的な体験でした。
特に私の場合は鍼灸を通しての交流で一層興味深いものがあります。

こうして海外を回っていると、いつの日か「どこに行っても同じだ」という悟りのような境地を体感する日がくるのかもしれませんが、今はこうした異国での体験は日々のリフレッシュのために欠かせない貴重な経験です。
また時間を見つけて旅に出てみたい、という思いを強くしました。

ドイツの料理

ドイツの料理というと我々日本人が何となく思い浮かべるのは
ビール、ソーセージ、ザワークラフトなどでしょうか。

私にとってもあまりイメージが湧かず、どんな料理が出てくるかと興味津々でした。
結果は予想よりは非常にシンプルな料理でした。
よく使う食材はジャガイモ、そしてパンです。
ドイツ料理
メインはポテトサラダとレバーを炒めたもの。写真には写っていませんが他に固めのパンとチーズ、ジャムなどがありました。
缶はドイツのビールです。ベルリーナ・キンドル、要するにベルリンっ子のビールという意味です。
ドイツでは各都市ごとに地ビールがあり、日本より気軽に飲まれているようです。
全体的に日本よりは高めの物価の中でビールは非常に安く、下の缶ビールで100円くらいでした。

ビール

もちろんソーセージなど定番のものもありました。
ドイツ料理2
これは地元のレストランで週末のランチで食べたものです。
ソーセージとポテトサラダ、右のグラスに入っているのはビールですがアップルビールという甘いもので、これも地場ビールです。
値段は全部で1000円くらいでした。

ドイツ食は味付けは塩コショウを中心としたシンプルなもので、それにジャガイモ、パン、チーズなどをあまり加工せずに食べている、という印象でした。
食への情熱は日本の方がずっと強いように思います。
その一方でケーキ類は本格的で美味しかったです。これはさすがに本場だなあと感じました。
ドイツケーキ

それとメニューは基本的にはドイツ語のみで書かれていて、日本のように写真などはないので、一人で行くのは難しいと感じました。
スーパーやブッフェ形式のものは問題なかったのですが、慣れるまでは地元の人と一緒に出かけた方が安心できると思います。

ドイツの鉄道

ハンブルク駅
ドイツでの移動は鉄道を使いました。
駅舎はシックで趣があり、まるでおとぎの世界にまぎれこんだような錯覚を感じました。
日本との違いは次のようなものがあり、注意が必要です。

まず「改札口がない」。
ヨーロッパの多くの駅には改札口がありません。
では料金はどのように徴収するかというと、中で車掌さんが検札に来るのです。
その時にチケットが万一なければ5倍くらいの罰金を払わなければならないそうです。

「トイレがない」
駅やデパートにはトイレがほとんどありませんでした。
たとえば首都のベルリン駅には広い駅構内の一箇所にだけあるのですが有料です。
料金は1ユーロ(140円くらい)と日本の無料トイレに慣れていると入るのに躊躇するような金額でした。
もっとも特急列車の中にはトイレがあり、こちらは無料で使えます。

「電光表示がわかりにくい」。
座席は一等、二等に分かれているのですが、指定席は厳密に分離しておらず、自由席と混在しています。
その区別は座席上の電光表示板でなされているのですが、英語の語感から想像できる「reserved」と「vacant」以外に「 ggffreigehben」というのがあり、座っていいのかどうかわからず逡巡しました。
空席案内
しかしこれは列車発車直前の予約状況を反映していないので「場合によっては席を空けて下さい」という程度の意味で、予約席の乗客が来るまで座っても良いという意味でした。

「チケットは有効化が必要」
チケットは日付を機械で印字して「有効化」という手続きが必要でした。
パスも日付の書き込みが必要ですし、地下鉄のチケットの場合はこれを知らなくて後になってドイツ人に教えてもらって初めて知ったくらいです。

これらには驚きましたが、大陸の移動手段として鉄道が整備されていたのでとても快適な旅を送ることが出来ました。
私が利用したのはユーレイルパスという外人向けに売り出しているフリーパスで5日間の乗り放題で5万円くらいでした。
電車内

電車の一般料金は事前予約と当日券で倍以上の差があるようで、ドイツ語の分からない身では不安があったのでパスを利用しました。

早朝の便ならコーヒーとクロワッサンの朝食がつくなど日本ではあまり見ないユニークなサービスがあっておもしろかったです。
列車の中

それと私は利用しなかったのですが、食堂車があったのには驚きました。

日記始め

t旅のトランク

新しい日記がようやくカタチになってきました。
ソフトの選定と移行で数日がかりとなり、IT音痴を痛感しました。
ここのタイトルはハリとわずかな荷物だけを持って頻繁に旅に出ることから選びました。
旅だけでなく引越しも10回以上は経験し、人生そのものが旅のようなものです。
私自身は「故郷」、「根を下ろす」という生き方からは程遠く、
易でいう「火山旅」のような「ノマド」、「放浪」という言葉がしっくりきます。

このスペースに、旅の話、そして日々の症例などをマイペースで書いていこうと思っています。