症例」カテゴリーアーカイブ

めまい

いい加減、放置しすぎているので、少し真面目に書こうと思います。
今日は目眩の方が見えられたので、まずは目眩について書いてみます。
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中高年の突然死:心筋梗塞

私が開業する際にお世話になった方がなくなったとの連絡がありました。
60歳前の男性で、とても元気のよかった方です。
就寝中の突然死ということで、おそらく心臓の虚血系発作だと思うのですが、他に脳血管系の可能性もあります。
いずれにせよ、死の兆候のなかった方だったので、改めて死について考えさせられました。

死は生まれた時から隣を歩いてくれているパートナーで、ふとした時に「もういいよ」とやさしく肩を叩いてくれます。
それがいつかは誰にもわかりません。
ただし病気によっては死の兆候を示してくることがあり、なるべくそれを見逃さないように日々鍛錬を続けています。

診察の話を書くつもりだったのですが、今日は心筋梗塞について書いてみます。
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疲労

hirou疲労は治療室では頻繁に見かける症状です。
糖尿病や甲状腺の不調で起こる内臓疾患もありますが、ここでは一般的な疲労についてまとめてみます。
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外傷

鍼灸治療は肩コリや腰痛などの慢性疾患に効果があることは、よく知られています。
しかしそれ以外の急性疾患、打撲や打ち身、怪我などにも意外な効果を示します。
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イベントでの出張治療

時々、イベントで出張治療をすることがあり、いつもと違う雰囲気を楽しんでいます。
イベントに出向いてこられる方々なので、比較的若く、元気で、町外の方が多く見られました。
症状は肩コリ、腰痛、そして慢性状態が続く難病の方です。
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胸の痛み

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胸が痛いという患者さんが見えられるとちょっとドキっとします。
心臓や肺の異常かもしれないと考えるからで、もし「痛みの中心が、心臓の反応が出やすい胸骨という胸の真ん中の骨の近くで、更に息苦しさや動悸がある」時には危険な兆候として警戒するようにしています。
しかし治療室では、内臓ではなく肋間神経などの神経痛や小胸筋などの胸の周辺筋の引きつれなどから来る痛みが多く見られ、これらは鍼灸が比較的効きます。
実際の例を紹介します。 続きを読む

全身の硬直

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80代の女性の患者さんを2年ほど治療しています。
20年前に腰椎ヘルニアで手術を受け、それ以降徐々に下肢が麻痺して行き、歩行困難と排便・膀胱障害が出てきていました。
活動性が低下してきているので横になっていることと座っていることが多く、全身に痛みがあるということで治療が始まりました。
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こむら返り

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こむら返りはゴルフや水泳などのスポーツをした後や就寝中に足のフクラハギに痛みを伴う痙攣が数十秒~数分続くというものです。
糖尿病や甲状腺の異常などで起こることもありますが、大半は筋肉の疲労や冷えなどが原因とされています。
これに私自身が先日やられてしまい、仕事が終わってのんびりしていると右足に違和感が現れ、フクラハギがつる直前の状態をキープしたまま動けなくなってしまいました。

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手っ取り早いケアは図のようなストレッチで、この動作でふくらはぎの筋が伸びるので通常はラクになりますが、今回はあまり効果はなく違和感は増すばかりです。
一計を案じて這うようにしながらハリを取りに行きました。
調べると気の滞りが足首や指先の近くにあります。
治療点を足首の内外に一箇所ずつに探してハリを当ててしばらくすると気が流れるのを感じました。
そして足を恐る恐る動かすと違和感は消えていました。

こむら返りの予防としては、スポーツの前にはフクラハギのストレッチを念入りにやること、就寝前に足を冷やさないようにすることなどが有効です。
そしてもしこむら返りになったと思ったら、落ち着いて、深呼吸をしながらふくらはぎの筋を伸ばすようにストレッチしてください。
それでも痛みや不安感が消えないときには、お近くの鍼灸院を訪ねてみて下さい。

アレルギー

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アレルギーは戦後になって急激に増えた病気です。
免疫が過剰に反応して様々な不快感を生じさせるもので、一過性の蕁麻疹や慢性化したアトピーから、難治の膠原病やリウマチなど様々です。
例えば蕁麻疹の場合は、風呂上りなどのリラックスした時に肘などに痒みを伴う湿疹として生じます。
特徴は数分の短期間で消失すること、そして両側に対称で出やすいことです。
どのように起こるかというと、IgEという免疫細胞が、細菌やウイルスといった外敵が「いない」のに、外敵を排除するかのような軽い炎症反応を起こしてしまうというものです。
それでは何を外敵にみなすかというと、本来なら外敵と呼べないようなサバや卵などの食事、動物の毛や花粉、気温変化などです。
しかしなぜこのような過剰な免疫機関の反応が起こるのかは未だにわかっておらず、様々なことが推測されているに留まっています。
病院では、このIgEが免疫反応を起こす過程で生じるヒスタミンが作られないようにする薬や、炎症そのものを弱めるステロイドなどが処方されます。
治療室では気の流れを整えていきますが、膵臓や脾臓に近い部分や後頭部などに滞りを感じることが多く、甘いものの及ぼす悪影響の可能性を排除できずにいます。
一般に子供は早く症状が落ち着きますが、成人は症状が安定するのに長期化することが多いです。

また、アレルギー疾患に対して独自のアプローチで好成績をあげている漢方医のサイトを紹介してみます。
院長は、基本的にステロイドや抗炎症薬は投与していません。
それはこうした薬を飲んでも症状を一時的に抑えるだけで後にリバウンドで悪化すること、また薬で免疫を抑えている間に体内に潜伏しているヘルペスウイルスが神経節で増殖して、後になって様々な不定愁訴を引き起こすからだとしています。
松本氏によれば、こうした免疫のエラーともいえる現象は過去には存在しなかった農薬や化学物質に対する免疫の過剰反応であり、薬で免疫を押さえつけなければ最終的には「免疫寛容」という免疫機能の自然な沈静化が起こって化学物質との共存できるとしています。
そのために用いている治療手段は漢方や鍼灸で免疫力を高めながら免疫の反応を上手にコントロールしていくということのようでした。

情熱を持って臨床と研究を続けておられるようで、文章はわかりやすく、実践者が持つリアリティを感じさせるものでした。
実際に症例などを見てみてもかなりの結果を残しているようで興味深いと思います。

腕が痛くて眠れない

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先日に治療した90台の女性の方の友人が見えられました。
80代後半の男性です。
数年前から左腕の痛みが続いていて、既に数件の病院に通院して大量の日常薬と鎮痛剤を飲んでいますが、効果がなく痛みは悪化しているようです。
特に夜間痛がひどく、処方されているシップで肌があれてかゆみが出て、痛みと痒みで夜はほとんど眠れないとのことです。
もちろん高齢ゆえに腕以外にも肩、背中、足など体中あちこちが痛いとのことでした。
検査では異常がなく自律神経失調症と診断され、今以上のことはできないと匙を投げられたとのこと。
そんな中で、友人が鍼灸で治癒したので、ダメもとで見て欲しいとのことでした。

数年来続いた痛みは脳内にアロディニアという痛みを感じやすい神経回路ができていることも伺え、治療を躊躇しましたが、例の先輩の言葉
「私達の治療は気の流れをいい方向にもって行くだけで、治るか治らないかは患者さんの身体が決めること」
を思い出して治療を引き受けることにしました。

気の滞りは胸を中心にアチコチにあるようでした。
1診目は胸を中心に気を通しましたが、痛みは全く変わらないとのことでした。
3日後の2診目も特に変化がなく、同様な治療を継続しました。
さらに3日後の3診目も同様な治療をしましたが、あちこちにあった気の滞りが胸の辺りに収束している感じがしました。
また治療終了後に頬に赤味が差し、腕以外の部分の痛みはあまり感じないと話されました。
4診目は一週間後にみましたが、腕もあまり痛まなくなり、シップもつけなくて済んだので痒みもなく、だから夜眠れるとのことです。
昔話もよくして下さるようになり、うちに通院されている同年代の患者さんのことを話すと昔の友達だと喜んで下さるようになりました。
5診目以降はカラダの痛みをあまり感じなくなり、もう眠れるようになったとのことなのでメンテナンスを兼ねて時々訪ねるくらいで十分だとお話しました。

鍼灸はこのように実態のよくわからない症状に不思議な効果を現すことがあります。
服の上から触れるだけなのになぜ効果があるのか、時々治療者である私自身が不思議に思うこともあるのですが、とても面白い治療体系だと感じています。

中耳炎

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全身治療でメンテナンスに見えられている方が耳が痛いといわれました。
右耳の耳珠と呼ばれる突起の所から穴のある外耳にかけて、奥に響くような痛みが1週間くらい続いていて、前の日から耳の下あたりに痛みが出ているとのことでした。
特に風邪を引いたり、鼻の症状はなかったと言います。

症状から恐らく中耳炎ではないかと思いました。
中耳炎は鼓膜の奥部分に細菌などが入り込み、炎症を起こして痛みや膿みが出る病気です。
細菌は鼻の方から入り込むので風邪の後やプールを利用する子供などに多く見られます。
痛みが出ている耳下はリンパが分布しているので、炎症反応が出ているように思えました。

耳周辺での気の滞りはわかりませんでしたが、治療のための反応点は耳周辺部から取ることができたので、リンパ部分と外耳からとった治療点をハリで刺激しました。
痛みはそのまま取れてしまい、微かな違和感だけになったと話されました。
そして後日連絡をいただき、翌日、中で膿がはじけるような生暖かい感触があり、それ以降、痛みは出ていないと話されました。

治療室で多く見かける腰や膝などの痛みなどは、気と共に張りや痛みを作る感触を皮膚で確かめられるのですが、今回のような奥にある痛みや炎症は治療の効果を感触で確かめることは難しいものでした。
そんな中なので微かな治療点を頼りに治療をしてみたのですが、よい方向に体が進んでホッとしました。

海の向こうから来た患者さん

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最近海外の方をお迎えしました。
40代のアメリカの女性で、長時間のフライトで左臀部から足にかけてシビレと重だるさなどの坐骨神経痛様の症状が出ていました。
そろそろ帰国が近づいているのに症状がずっと続いているので、帰りのフライトで苦しまずに済むように何とかして欲しいということで来室されました。
海外の人がハリに対してどのような反応をするのか興味深々で、またうまく効果を出せるか不安を感じながら治療に入りました。

気の滞りは腰にありました。
触れてみると腰から臀部、そして大腿やふくらはぎの外側にかけて強いハリがありました。
また背中も全体的に強くこわばっていて疲れていることが伺えました。

治療ではまず気の滞りを取り、そのあと横向きに寝ていただいて、足のハリと痛みがあるところを取り、最後に背中のハリを取りました。
そして起きて、歩いてもらうと、不思議そうな顔をしながら「痛みがなくなっている」と話されたのでホッとしました。

治療中はアメリカの話を色々と聞かせていただきました。
印象に残っているのは物事が白か黒かの二者択一であることで、政治や日常のことまでそのことが徹底していて、曖昧なことは良くないと考えているようです。
また現在の世界情勢に関してもイスラエルは中東の小国として頑張っているので助けなければいけない、など日本で報道された米国人の中東観を裏付けるような意見も伺いました。
他にも健康保険が家族3人で月4万円ほど支払っていること、健康保険に加入できなかった知人が盲腸で3日間入院して100万円かかったことなど同国の高額な医療費など印象に残りました。

ちなみにアメリカの鍼灸は中国の人が経営している所は割とあるようですが、日本人がやっている所は近くにはないとのことでした。
うちの治療室が「アメリカでもやっていけますよ」と言って頂いたのはお世辞が入っているのかもしれませんがちょっとうれしい一言になりました。

頭痛

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頭痛と胃痛が2週間ほど続いている40代の女性が見えられました。
気の滞りが胃の当たりにあり、その流れを整え、そして頭全体がおもだるいとのことで後頭部中心の緊張を緩めて一度目の治療を終えました。

1週間後に2診となりました。
胃の痛みはあれから消えたもののの、頭痛は3日後から前回のぼんやりした重だるさとは異なり額側にはっきりした痛みが出て苦しかったといわれました。
痛いという場所を調べると眉間にはっきりしたシワが寄っていて、日常的にこの部分を緊張させているようです。
頭痛は眉間の鼻根筋から眉毛に沿った前頭筋にかけて帯状に広がっていることを触診で確かめることができました。
なのでその帯状の部分をハリで緩めると頭痛が完全に消えたと話されました。

頭痛はごく稀に脳腫瘍や脳血管障害で起こるものがありますが、それらは手足に特有の反射が現れたり、通常の頭痛とは比較にならない激しい症状が出たり、言葉が出にくかったりすることからある程度判断できます。
多くの頭痛では首、肩、頭のスジに強い緊張が見られることが多く、大抵その辺を治療すれば自然に治っていきます。

外反母趾

今日は外反母趾の方が見えられたので、このことについてのうちの治療法について書いてみます。
外反母趾は足の親指内側の関節が変形してせり出して来る疾患で、女性に多く見られます。

直接的な原因は足裏を横切るようなアーチが弱くなって、重心を支えきれなくなって足が横に広がることにあります。
アーチが弱まる間接的な原因は、常時爪先立ちになること、例えばハイヒールなどを履いていて前かがみの重心がかかる生活の継続が考えられます。
このような生活が続くと姿勢を支えるための足指を曲げる筋肉が常に緊張状態を強いられるので疲労します。
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すると足指を曲げる筋力が弱まるので足指は常に浮き気味になり、結果的に足の指を曲げたときに中心に向って重心が働く足横のアーチも更に弱まって、親指のMP関節という部分が飛び出て靴に擦れて痛みます。
しかしその足の指を曲げる筋をさかのぼると、元々フクラハギから延びている筋肉群なので、フクラハギから足裏の筋が治療の中心になります。
そして治療に伴って足裏に流れる血流も改善するので治癒が進みます。

治療室での治療は次のようなものになります。
まず気の滞りを通し、直接痛みが出ている部分に灸をして静め、足裏、フクラハギ、膝、太ももなどの筋を触診しながら異常部位を正していき全体のバランスを整えます。足裏の筋、足表の指先の間の筋を患者さんに指先を握ったり開いたりする動きを交えながら行ないます。
また補助的に横アーチができるようにテーピングを加えることもあります。
最後に、爪先立ちを強いるハイヒールや地面を足指で掴む動きを制限する靴を換えてもらうことと靴紐は面倒でも一々締めなおすこと、セルフケアとして足裏にタオルを引っ掛けるようにして擦って刺激することなどをアドバイスします。

ただし慢性的な変形が数年来続いて変形が激しい時には外科手術も検討し、治療室では手術後の筋肉バランスの安定を目指すことになると思います。

頭痛

目眩 70代

頭痛というと現代病とも言われているくらい多いですが、治療室にもよく見えられます。
発症パターンから3つに分類されています。
多い順に、
1.首、肩、頭などの筋が緊張して起こる緊張性、
2.自律神経の不具合で頭の血管が拡張して周囲の神経を圧迫する片頭痛、
3.猛烈に痛む群発性
などです。

これら以外にもアゴの緊張や虫歯、鼻の化膿なども頭痛が生じることもあり、さらに気の観点から見ると頭痛なのに頭でない場所で異常を感じることがあります。
最近よく見かけるのが、内臓に異常があって頭痛を引き起こしているように感じる患者さんです。
たとえば、鎮痛剤を飲みながら辛うじて頭痛を抑えているある方は胃の近くの気の流れを良くするとそのまま治ってしまったり、胸の辺りの気を整えると鎮痛剤を呑まなくてもいいくらいに改善したりします。

痛みを感じる神経は一旦脊髄付近に集まってから脳に上がるので、この近所で渋滞すると近くを通る神経同士で痛覚が混乱した結果、内臓の異常を頭痛として知覚することがあるようです。
頭痛はごく稀に危険な脳出血や腫瘍に関連することがありますが、多くは筋の異常から起こるもので、レントゲンなどで検査しても中々異常とは見られません。
鍼灸ではこのような症状にも対応できますので、頭痛が治らず鎮痛剤を手放せない方などはお近くの鍼灸院を訪ねてみて下さい。