症例」カテゴリーアーカイブ

肩関節周囲炎

肩コリ肩関節は、人体でも大きな関節で、可動域が広いという特徴があります。
それゆえに炎症が起こりやすく、特に中高年以降に生じる五十肩は炎症と可動制限がある、ポピュラーな疾患です。

炎症箇所が少ないと治りが早い
先日、50代の男性が右肩が痛いということで来院されました。
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めまい

いい加減、放置しすぎているので、少し真面目に書こうと思います。
今日は目眩の方が見えられたので、まずは目眩について書いてみます。
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中高年の突然死:心筋梗塞

私が開業する際にお世話になった方がなくなったとの連絡がありました。
60歳前の男性で、とても元気のよかった方です。
就寝中の突然死ということで、おそらく心臓の虚血系発作だと思うのですが、他に脳血管系の可能性もあります。
いずれにせよ、死の兆候のなかった方だったので、改めて死について考えさせられました。

死は生まれた時から隣を歩いてくれているパートナーで、ふとした時に「もういいよ」とやさしく肩を叩いてくれます。
それがいつかは誰にもわかりません。
ただし病気によっては死の兆候を示してくることがあり、なるべくそれを見逃さないように日々鍛錬を続けています。

診察の話を書くつもりだったのですが、今日は心筋梗塞について書いてみます。
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疲労

hirou疲労は治療室では頻繁に見かける症状です。
糖尿病や甲状腺の不調で起こる内臓疾患もありますが、ここでは一般的な疲労についてまとめてみます。
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外傷

鍼灸治療は肩コリや腰痛などの慢性疾患に効果があることは、よく知られています。
しかしそれ以外の急性疾患、打撲や打ち身、怪我などにも意外な効果を示します。
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イベントでの出張治療

時々、イベントで出張治療をすることがあり、いつもと違う雰囲気を楽しんでいます。
イベントに出向いてこられる方々なので、比較的若く、元気で、町外の方が多く見られました。
症状は肩コリ、腰痛、そして慢性状態が続く難病の方です。
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胸の痛み

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胸が痛いという患者さんが見えられるとちょっとドキっとします。
心臓や肺の異常かもしれないと考えるからで、もし「痛みの中心が、心臓の反応が出やすい胸骨という胸の真ん中の骨の近くで、更に息苦しさや動悸がある」時には危険な兆候として警戒するようにしています。
しかし治療室では、内臓ではなく肋間神経などの神経痛や小胸筋などの胸の周辺筋の引きつれなどから来る痛みが多く見られ、これらは鍼灸が比較的効きます。
実際の例を紹介します。 続きを読む

全身の硬直

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80代の女性の患者さんを2年ほど治療しています。
20年前に腰椎ヘルニアで手術を受け、それ以降徐々に下肢が麻痺して行き、歩行困難と排便・膀胱障害が出てきていました。
活動性が低下してきているので横になっていることと座っていることが多く、全身に痛みがあるということで治療が始まりました。
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こむら返り

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こむら返りはゴルフや水泳などのスポーツをした後や就寝中に足のフクラハギに痛みを伴う痙攣が数十秒~数分続くというものです。
糖尿病や甲状腺の異常などで起こることもありますが、大半は筋肉の疲労や冷えなどが原因とされています。
これに私自身が先日やられてしまい、仕事が終わってのんびりしていると右足に違和感が現れ、フクラハギがつる直前の状態をキープしたまま動けなくなってしまいました。

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手っ取り早いケアは図のようなストレッチで、この動作でふくらはぎの筋が伸びるので通常はラクになりますが、今回はあまり効果はなく違和感は増すばかりです。
一計を案じて這うようにしながらハリを取りに行きました。
調べると気の滞りが足首や指先の近くにあります。
治療点を足首の内外に一箇所ずつに探してハリを当ててしばらくすると気が流れるのを感じました。
そして足を恐る恐る動かすと違和感は消えていました。

こむら返りの予防としては、スポーツの前にはフクラハギのストレッチを念入りにやること、就寝前に足を冷やさないようにすることなどが有効です。
そしてもしこむら返りになったと思ったら、落ち着いて、深呼吸をしながらふくらはぎの筋を伸ばすようにストレッチしてください。
それでも痛みや不安感が消えないときには、お近くの鍼灸院を訪ねてみて下さい。

アレルギー

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アレルギーは戦後になって急激に増えた病気です。
免疫が過剰に反応して様々な不快感を生じさせるもので、一過性の蕁麻疹や慢性化したアトピーから、難治の膠原病やリウマチなど様々です。
例えば蕁麻疹の場合は、風呂上りなどのリラックスした時に肘などに痒みを伴う湿疹として生じます。
特徴は数分の短期間で消失すること、そして両側に対称で出やすいことです。
どのように起こるかというと、IgEという免疫細胞が、細菌やウイルスといった外敵が「いない」のに、外敵を排除するかのような軽い炎症反応を起こしてしまうというものです。
それでは何を外敵にみなすかというと、本来なら外敵と呼べないようなサバや卵などの食事、動物の毛や花粉、気温変化などです。
しかしなぜこのような過剰な免疫機関の反応が起こるのかは未だにわかっておらず、様々なことが推測されているに留まっています。
病院では、このIgEが免疫反応を起こす過程で生じるヒスタミンが作られないようにする薬や、炎症そのものを弱めるステロイドなどが処方されます。
治療室では気の流れを整えていきますが、膵臓や脾臓に近い部分や後頭部などに滞りを感じることが多く、甘いものの及ぼす悪影響の可能性を排除できずにいます。
一般に子供は早く症状が落ち着きますが、成人は症状が安定するのに長期化することが多いです。

また、アレルギー疾患に対して独自のアプローチで好成績をあげている漢方医のサイトを紹介してみます。
院長は、基本的にステロイドや抗炎症薬は投与していません。
それはこうした薬を飲んでも症状を一時的に抑えるだけで後にリバウンドで悪化すること、また薬で免疫を抑えている間に体内に潜伏しているヘルペスウイルスが神経節で増殖して、後になって様々な不定愁訴を引き起こすからだとしています。
松本氏によれば、こうした免疫のエラーともいえる現象は過去には存在しなかった農薬や化学物質に対する免疫の過剰反応であり、薬で免疫を押さえつけなければ最終的には「免疫寛容」という免疫機能の自然な沈静化が起こって化学物質との共存できるとしています。
そのために用いている治療手段は漢方や鍼灸で免疫力を高めながら免疫の反応を上手にコントロールしていくということのようでした。

情熱を持って臨床と研究を続けておられるようで、文章はわかりやすく、実践者が持つリアリティを感じさせるものでした。
実際に症例などを見てみてもかなりの結果を残しているようで興味深いと思います。