養生」カテゴリーアーカイブ

本当に疲れた時の養生法

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治療室では多くの場合、既に症状として出ている患者さんを治療し、その後に食事や運動などの生活指導で予防につなげています。
しかし先日、疲労がひどくて疲れ切った方をお見かけして、この点についてのアドバイスを整理することにしました。
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続・森の薬膳

今年の春先から立ち上がった地元のレストランの薬膳プロジェクトに協力していました。
先日ようやく試食会が行なわれたので行ってきました。
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このような内容のもので、コンセプトとしては地元の食材、それも旬のものを使って、それらにほんの少し効能のある材料を使ってPRする、という感じです。

取り入れたコンセプトは、まず陰陽・五行です。
これは中国医学の哲学で、本来は別物だったのですが、便宜的に両方使っているうちに何となく一体化した感があります。
運用は季節に注目することで行ないます。たとえば冬は寒さが強いので、陰陽でいうなら熱性のものを選び、五行なら冬にバランスを崩しやすい腎に関連する食材を塩辛さを利かせて提供する、という感じです。
陰陽は5段階で寒熱を表し、五行は5種の区別があるので結果的に5×5=25の広がりができます。
このような物語をうまく作るために、各季節ごとの中医学のテーマについてまとめました。

そしてもう1つは少食で体調を整えることを目指して全体の量をやや少なめにして、その分、食前酒に薬酒を提供し、食後に薬膳スイーツと地元で採れたハーブティを提供してメリハリをつけることを提案しました。
そのためこれらには生薬を前面に出したものにします。
たとえば薬酒では、ナツメ、クコの実、紅花、黒胡麻などの生薬にアルコールはホワイトリカー、ウイスキー、ブランデーなどの度数の高いものから、時に日本酒や焼酎、ワインなどを季節に合わせて変化を加えることなどです。
スイーツは生薬のパウダーを使ったケーキ類やアイスクリームなどを提案しました。

メニューは多分年明けには完成し、来年の春先以降に提供できるようになるはずです。
温泉水を利用した湯豆腐や鹿肉ジンギスカンなどユニークで健康を意識したメニューで舌鼓が打てるものですので、うちでの治療の帰りにでもぜひ召し上がってみてください。

クスリについて

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雑誌「aera」でクスリの特集をしていました。
これまでに「調子が悪くなったらすぐクスリを飲むべき」という論調は影を潜め、代わりに「日本人がクスリを飲みすぎていることに対する警告」といった編集内容になっていました。
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自炊というスキル

天使

食を調べていた時に、外食産業で提供される食材のことを知るにつけて、外で食事することのリスクというものを考えるようになりました。
チェーン店が運営する外食産業やコンビニの食材は原材料のコストダウンがなされますが、それは通常スーパーに並べたときに誰も手を出さないようなものが選ばれます。
そして味の低下は保存料や調味料などの添加物を法定ギリギリまで大量投入されて防がれます。
それがチェーン店で並ぶおいしそうな料理のヒミツです。
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ワクチンを考える

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今度、町の有志でワクチンを考える会を開催することになりました。
東京から専門家をお呼びして、お話していただきます。
ワクチンは現在、当たり前のように受けることを推進されていますが、過去の歴史を振り返ってみると色々と問題があって、その本質については疑問視する意見も多く見られます。

実際に効果があるとされるクスリは過去に色々な問題を起こしていることを銘記する必要があります。
例えばサリドマイドを内服していた母親による奇形児の事件、整腸剤キノホルムによるスモン病、血液製剤エイズ事件、子宮頸癌ワクチンの接種による異常症例むしろ患者数を増やした抗ウツ剤統合失調症の治療薬ゼプリオンで多数の死亡者が出ている件などありましたが、歴史の陰に副作用が潜んでいる可能性に思いを馳せることは大切だと思います。
私自身は根無し草のようにどの組織からも距離を置いているので、自らの意思で「受けないこと」を選び取ることができていますが、学校で過ごす子供や地域社会に根を張って生きる女性は世間の「ワクチンは受けるべき」という「空気」の中で事実上強制されつつあることを危惧しています。

パンフレットの発起人は小さな子供を持つお母さんで、そうしたことに疑問を持ち、大切な我が子を守るための知識を得たいと考えて企画しました。
そしてこの考えに共鳴した町の小さな団体が自腹を切って講演を行なうことにしたのです。
色々な不安から仮に「ワクチンを打たない」と決めたとしても、職場や地域社会の中で生きる以上はその空気に逆らうことは決して簡単ではないでしょう。

この講演では「ワクチンとはそもそもどういうものなのか?」「どのようなリスクがあるのか?」といった理論背景を知り、自身の頭で考えるための参考になると思います。
もし興味がおありでしたら、ぜひ立ち寄ってみて下さい。
寸志のみで参加できます。

お灸女子

お灸

治療に見えられた患者さんから「自宅でお灸をしているので、ツボの場所などを教えて欲しい」と頼まれました。
2年くらい前にNHKで「お灸女子」というタイトルで特集され、お灸メーカーも銀座にショールームを構えるなど現在は静かなブームになっているようです。

私が治療室で使っているツボは、体に浮き上がってくるものを選んでいるので、いわゆるオーダーメイドなものですが、固定されたツボというのもあります。
今回は初めての方向けに体調を整えてくれる3種類のツボを選んで紹介しました。

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  1. 曲池(きょくち)
    肘の所にあるツボです。手のひらを上にして、肘を曲げると、肘の内側に横じわができますが、その横じわの線上で、親指側の先端にあります。腕の疲れがスーっと取れて老廃物の排出も促してくれます。
  2. 足三里
    膝下のすねの外側にあります。探し方は、膝を手で囲うように持った時に中指の先があたる所です。足の疲れや胃の不調に効果があり、昔から養生のツボとして伝わっている有名なものです。
  3. 三陰交内
    くるぶしの上を骨に沿って指4本くらい上がったところにあります。生殖器に関係あるとされていて女性疾患全般に効果があります。

もう少し詳しく知りたい方は鍼灸室でたずねてみて下さい。次のような本も参考になると思います。

お灸は体の中の滞りを解消して流れを良くするのにお手軽な方法ですので、日々の養生にぜひ取り入れてみてください。