咳と火照り

80台の女性が、来院されました。
様々な症状があり、長期で見ている方です。

定期メンテナンスで見ている方で、今回は右肩の痛み、咳と足の火照りです。
右肩は草むしりを根を詰めたせいで、上腕や肩甲骨の所の筋緊張をとると治りました。
火照りは半年くらい続いています。
足裏のツボとへそ下のツボにお灸をすると治るのですが、数日で症状が戻ります。
咳は春先の風邪が治癒した後も治らないもので、2ヶ月くらい続いています。
熱症状などはなく、病院では風邪の後で喉が敏感になったからと言われたそうでした。
ハリで治療すると一時楽になりますが、しばらくするとまた咳がでます。

高齢であり、熱のアンバランスがあることから、腎虚から来る咳だと感じていました。
薬店で相談して八味地黄丸を買うことを勧めてみて、K社のものを服用した所、その日から咳と火照りが治りました。
1週間ほど続けて体調が良いのでもう少し続けてみたい、とのことだったので、医師に相談して処方箋でもらうことを提案しました。
保険でずっと安くなるからです。

T社のものを処方され、飲み始めたところ、その日のうちに下痢になったので中止したそうです。
同じ処方で、次のような違いがありました。
 K社 1.2g 丸薬 酒で熟した地黄
 T社 2.5g 粉薬 乾燥した地黄
八味地黄丸は地黄が胃腸に負担をかけるため、お腹の調子が万全でない人は注意するように言われています。
元になった原書では、胃の負担を和らげるためにお酒や蜂蜜と一緒にしたり、丸薬で消化がゆっくり行われるよう工夫するよう記録されていました。
今回、奇しくもそうした現象を目の当たりにして猛省することになりました。