全身の疲労

70代の女性が疲労感で来室されました。

仕事をされている方で、疲労が蓄積しているとのことです。
1年ほど前に見た方で、ここ数日、拍動性の頭痛、寝違い様の首コリ、肩こりが激しいとのことでした。
体を触れてみると、全身がカチカチになっていました。

人の生活の中で、心で感じたこと、体を動かしたことは筋肉に記録されます。
体の場合は、日常の仕事や動かす部位によって特定の場所に現れます。
手作業が多いと、ばね指や腱鞘炎、首肩の凝りなど。
ドライバーなど座り仕事が長いなら腰痛などです。

心で感じたことも、その内容によって反応する部位にある程度の法則性があります。
精神的な緊張は肩や首、孤独や自己嫌悪は胸、怒りは右季肋部、抑圧は喉やミゾオチ、不安や恐れは下腹部や腰などに現れます。
これらは放置すると固まりとして固定化し、心と体にネガティブな影響を与えることがあります。

この方も長年の人生経験が年輪のように、体の硬さとして刻まれていることが伺えました。
一番辛かった首の動作痛は取れましたが、体にでている影響を治療するには定期的に通うしかないと感じました。
「当面は通われた方がいい」と勧めました。

治療室では、たいていの急性痛は1−2回程度で治癒することが多いです。
時に骨や内臓に問題のありそうだと感じる場合は、病院の特定の科の検査を勧めます。
しかし慢性疾患は、完治まで時間がかかります。
うちの方針として患者さんが依存しないように、意志を尊重するようにして、次回の予約を強く勧めることはありません。
最近、知人の治療院を見学して、割と父権的に振舞い、それで患者さんも満足している姿をみると考えさせられます。