バネ指

今日はバネ指の治療をしたので、これについて書いてみます。


バネ指は、曲げた手の指を伸ばすときに指が引っかかって伸びにくいというものです。
指の腱が掌にある腱鞘のトンネル(Pulley)に引っかかる疾患で、腱鞘がむくんだりして太くなったことで引っかかりやすくなるのです。
発症部位は掌側の2−3番目の関節で、痛みや引っ掛かりが出ます。

病院では内服の痛み止めや腱鞘へのステロイドとキシロカイン注射で様子をみます。保存療法でうまくいかない場合は、腱に切れ込みを入れる手術が検討されます。
手術がうまくいくと2週間程度で治癒しますが、周辺の神経などを傷つけてしまうと痺れや疼痛が残ります。

鍼灸では、緊張している筋肉を緩めたり、むくんでいる場合は血流をよくすることで余分な水分を散らすような処理をします。
予後は個人差があって、一律には言い難いものがあります。
今日見た方は痛みは消え、引っかかりも8割方消失しました。
しかし手作業の多い仕事を休めないので、再発する可能性が大きいと感じています。
妊娠などで一時的なむくみだった場合は、一度の治療で回復すると起こりにくくなります。
長年の手仕事で筋肉がガチガチに固まっていた方は3回ほど治療しましたが十分な効果が上がらず、腱に切り込みを入れる手術をされました。
比較的年齢が若かったり、腱鞘や筋肉に拘縮が少ないほど治癒率が高いと感じています。