旅のカバン2018

旅好きなのでバッグには一定のこだわりがあり、ここに最新版をまとめています。
旅先では徒歩による移動時間が格段に増えます。
バスや電車はどうしても旅行者にはハードルが高く、頼りになるのは自らの足になるからです。
この時、重すぎるカバンは足枷となり、疲労が蓄積して自由が制限されます。

バッグはこれまで様々なものを試してきて、現在は次のようなものを選ぶようにしています。
1.大きさは機内持ち込みできる35~45Lで、縦55cm×横30cm×マチ20cm以内のもの。
2.長時間背負っても疲れないように厚いクッションのショルダーハーネスがあるもの。
3.胸にチェストハーネスがあるもの。腹部のウエストベルトはなくてもOK。
4.パソコン用のポケット、オーガナイザーポケットがあるもの。
(なければ、バッグインバッグでも代用可能)。

また体に負担のかからないベルト等の使い方はこのサイトを参考にしています。
サイズも選べるのなら「背面長(頚椎7-腰椎5まで)に収まるショルダー」を選ぶようにしています。
キャリーがついたものは空港や鉄道駅周辺でしか使えないこと、重量が同規格のバッグの倍以上になり、階段で地獄の苦しみを味わったことから私は使っていません。
個人的に気に入っているのは次のタイプのバッグで、これらに3日分の衣類とタブレットとおみやげ、薄手の寝袋を詰めて中長期の旅に出かけます。
以下、私が使っているものをリストアップします。

1.グレゴリー ボーダー35(35L、1.2kg)

ミニマル・トラベラー向けに作られたバックパックで、徒歩、列車、飛行機などの様々な交通手段で持ち運びしやすいように工夫されたものです。
ビジネスからバックパッカーまで幅広く対応できる汎用性を目指した意欲作で、ミニマリストにも人気があります。
ノートパソコンやタブレット用のスリーブを内蔵し、35リットルと機内持ち込みでき、多数の収納スペースがあって使いやすいものです。
初代はショルダーハーネスが薄くて長時間背負うと肩が痛くなっていましたが、二代目からは厚手のショルダーハーネスとなったので、背負い心地も改善されています。
ハーネス位置を調節するトップスタビライダーも付いているのでバックとの一体感が高く、長時間背負っても疲れにくい構造となっています。
弱点は外側にボトルポケットがないことで、これはちょっと困りますね。
デザインも機能美に溢れたバランスの取れたリュックで、これでヨーロッパやアジアの長期旅行にでかけています。
ある程度の距離を歩くことが前提となる旅だとこのサイズが上限で、背負い心地、機能共に優れたバッグです。

初代がアメリカの雑誌アウトサイドの旅行用のベストバッグに選ばれています。
同様のコンセプトを持つ持つバッグは「グレゴリーのコンパス」「アークテリクスのblade」などがあります。

2.パタゴニア MLC 45 (45L、1.4kg)
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ショルダー、リュック、手提げなど様々な用途で使うことができるタイプのバッグです。
この3way方式はショルダーハーネスを収納してビジネスバッグにも使えるなど汎用性が高いことがメリットです。
このバッグは製品の回転が速いパタゴニアでもロングセラーとなっています。
ショルダーハーネスがやや薄いので長時間の徒歩移動は肩への負担がかかって不向きですが、丈夫で、荷物が多くても少なくても型崩れがしにくいなど、細かい所も丁寧に作られています。
なお写真は5年くらい前の象耳ポケットといわれるもので、現在はデザインが少し変わっています。
このタイプのバッグは好みのタイプで他にも色々と使ってきました。
なので簡単に感想を追加します。
LoweAlpineのTT-carry-onとAmazonCarryOnは最近見かけなくなりましたが、アウトドアとビジネスの境界を超えて使えるようにした先駆者です。
国産の雄モンベルの「トライパック」は使いやすい製品をリーズナブルで提供していて、今も毎年マイナーチェンジを繰り返して品質の向上を目指しています。
パック業界のアップルとも呼ばれる「OspreyのFarpoint40」は値段、性能共にバランスが良いと感じました。
Bachはアイルランドのブランドでヨーロッパでよく見かけました。
アルミフレームが入っているのでやや重量感がありますが、全体的に丁寧に作られている印象でした。
また近年はamazonや中国勢などの新興勢力が良い製品を供給し始めています。
品質が向上し、デザインもスタイリッシュになり、先行メーカーに追いつきつつあることを痛感しています。

3.ミステリーランチ スクリー38 (38L、1.42kg)

バックパッカーとして旅に出るのなら、割り切ってアウトドアブランドが山用に作っているバッグを選ぶのもいいかもしれません。
お気に入りはデイナ・グリーソンのバッグで、かつてのデイナ・デザイン、現在のミステリーランチが秀逸だと思います。
通勤で使っているのが、写真のscreeという「岩山(ガレ)道」の名前が付けられたバッグです。
デイナのものはこれまでも色々なバッグを使ってきました。
デイナ時代の晩年のものですが、カントリースキー用のTatoosh15(36L)、旅行用のHiatusやFarlung、シティラインのEmeraldCityやAfteFive、バックパッカー向けのT2000などです。
ミステリーランチになってからは、このリュックが初めてです。
「スクリー」は3つの方向に大きく開閉できる「3ウェイジップ」と、背面長を調節できる「フューチュラ・ヨーク・システム」というブランドアイコンとなる2つの機能を装備しています。
身体と一体化するような背負い心地はさすがで、徒歩の時間が増える旅先でとても重宝しています。
弱点は小分けできる収納スペースが少ないこと、パソコン収納スリーブがないことです。
私はバックインバッグやパソコンケースを使っていて、頼りになるパートナーになってくれています。
リンクは原型となったスイートピーも貼り付けています。

4.キャビンゼロ ミリタリー44 (44L、0.9kg)

LCC旅行に特化したバッグで、このタイプは現在世界的に人気が出ています。
紹介しているのはイギリス版のリュックです。
Cabin zeroという新進ブランドで、私は荷物の多い旅の時に写真の「Military」を使っています。
持ち込める上限サイズ44L、シンプルな造りで収納もメインルーム以外は外に1つと中に2つポケットがあるだけです。
荷物は大量に入りますが、軽量のために支持が弱いのでバックインバッグなどで小分けしないと型崩れします。
パソコンは中のポケットに入りますが、緩衝材などはないので、インナーケースを使った方がいいと思います。
水筒などを入れられるボトルポケットは外に無いので、中にいれる必要があります。
背負い心地は予想以上によく、ショルダーのクッションが厚手となっていて、ウエストベルトもあります。
また個別の番号を登録することで、紛失時に追跡できる「OKOBAN」というユニークなシステムを採用しています。
コストパフォーマンスの良いバッグで、荷物が多いときにはこれを使っています。
なお、このタイプのバッグは他にフランス版の「One of us(33リットル)」、イタリアの「TucanoのTugo(38リットル)」などもあります。
これらは1万円前後とリーズナブルで、お国柄が出ていて面白そうです。