シルバーバーチ最後の啓示:古い霊が伝える真理


量子力学を調べている段階で興味を抱いた分野です。
量子力学、気功、霊などはどこか繋がりを感じさせます。

著者のトニーオーツセンは英国の心霊研究家で、スピリチュアリスト誌の編集に携わっています。
本書は霊媒が伝えた古代霊の講演を記録したものです。

表題のシルバーバーチとは「白樺」という意味の名前を持つ、古い霊的存在だと自称しています。
かつては人として地球に生き、インディアンとしての個性を宿しているようです。
モーリス・バーバネル氏(1902−81)というイギリス人の霊媒を通じて、交霊会で世界の真理を人々に語りかけてきました。
その交霊会は1920年から実に60年もの長きに及び、膨大な記録が残されています。
本書はその最晩年にあたるものを中心に記録していました。

内容は会での質疑応答や霊的な真理、参加者個人へのアドバイスなどが原型に近い形で収められていました。

「人間性に問題のある患者は治りにくく、困惑しています」

「それは患者だけでなく、あなたの人間性にも問題があるためです。
治療とは相互作用です。
患者を救うことによって、あなたも救われているのです。
治らないのは、患者が霊的に治癒すべき段階に至っていないからです。
治療家の責任ではありません。
あなたは最善を尽くせばいいのです。」

霊媒との対話、というと荒唐無稽な印象を受けますが、語られる内容はシンプルですが深みがあって胸に響きました。
自由意志を尊重し、全体との調和を目指し、結果ではなく動機を重要視する。
一貫した思想が詩的な言葉で綴られていて、本を閉じた後も余韻となって残りました。
他のシリーズも読んでみたくなるほどに読み応えがありました。