漢方の世界観について

漢方について質問を受けるので、ここにまとめてみます。

  1. 古代中国で生まれた漢方
    漢方は3000年前の中国で原型が生まれました。
    日本へは朝鮮半島を経由して伝えられ、土着して独自に発展しています。
  2. 漢方が目指すもの
    漢方が目指すのは、究極的には「陰」と「陽」という対極的な要素の調和です。
    中医学では、この世界は「陰と陽が動的に動きながら調和を保とうとしている」としています。
    病気はこのどちらかが増えすぎたり、減りすぎて起こる不具合で、治療は「陰陽が調和するのを手伝うだけ」だという考え方です。
  3. 診断は「証」で
    陰と陽は「気、血、水」という3種の循環物質や「五臓」と呼ばれる臓器の中で集まります。
    その時の状態を判断するのに使われるのが「証」で、現在の陰陽バランスを象徴的に示します。
    足りないものは増やすように、余ったものは減らすような漢方薬が処方されます。

治療室では鍼を使って気の観点から陰陽を調節していますが、漢方も同じ世界観を共有しているので興味深いと思っています。
漢方は病院や薬局で専門的に扱っていますので、詳細はそちらでご相談されてみて下さい。

なお漢方については、次の本で一通りのことは学べます。