続・森の薬膳

今年の春先から立ち上がった地元のレストランの薬膳プロジェクトに協力していました。
先日ようやく試食会が行なわれたので行ってきました。
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このような内容のもので、コンセプトとしては地元の食材、それも旬のものを使って、それらにほんの少し効能のある材料を使ってPRする、という感じです。

取り入れたコンセプトは、まず陰陽・五行です。
これは中国医学の哲学で、本来は別物だったのですが、便宜的に両方使っているうちに何となく一体化した感があります。
運用は季節に注目することで行ないます。たとえば冬は寒さが強いので、陰陽でいうなら熱性のものを選び、五行なら冬にバランスを崩しやすい腎に関連する食材を塩辛さを利かせて提供する、という感じです。
陰陽は5段階で寒熱を表し、五行は5種の区別があるので結果的に5×5=25の広がりができます。
このような物語をうまく作るために、各季節ごとの中医学のテーマについてまとめました。

そしてもう1つは少食で体調を整えることを目指して全体の量をやや少なめにして、その分、食前酒に薬酒を提供し、食後に薬膳スイーツと地元で採れたハーブティを提供してメリハリをつけることを提案しました。
そのためこれらには生薬を前面に出したものにします。
たとえば薬酒では、ナツメ、クコの実、紅花、黒胡麻などの生薬にアルコールはホワイトリカー、ウイスキー、ブランデーなどの度数の高いものから、時に日本酒や焼酎、ワインなどを季節に合わせて変化を加えることなどです。
スイーツは生薬のパウダーを使ったケーキ類やアイスクリームなどを提案しました。

メニューは多分年明けには完成し、来年の春先以降に提供できるようになるはずです。
温泉水を利用した湯豆腐や鹿肉ジンギスカンなどユニークで健康を意識したメニューで舌鼓が打てるものですので、うちでの治療の帰りにでもぜひ召し上がってみてください。