アレルギー

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アレルギーは戦後になって急激に増えた病気です。
免疫が過剰に反応して様々な不快感を生じさせるもので、一過性の蕁麻疹や慢性化したアトピーから、難治の膠原病やリウマチなど様々です。
例えば蕁麻疹の場合は、風呂上りなどのリラックスした時に肘などに痒みを伴う湿疹として生じます。
特徴は数分の短期間で消失すること、そして両側に対称で出やすいことです。
どのように起こるかというと、IgEという免疫細胞が、細菌やウイルスといった外敵が「いない」のに、外敵を排除するかのような軽い炎症反応を起こしてしまうというものです。
それでは何を外敵にみなすかというと、本来なら外敵と呼べないようなサバや卵などの食事、動物の毛や花粉、気温変化などです。
しかしなぜこのような過剰な免疫機関の反応が起こるのかは未だにわかっておらず、様々なことが推測されているに留まっています。
病院では、このIgEが免疫反応を起こす過程で生じるヒスタミンが作られないようにする薬や、炎症そのものを弱めるステロイドなどが処方されます。
治療室では気の流れを整えていきますが、膵臓や脾臓に近い部分や後頭部などに滞りを感じることが多く、甘いものの及ぼす悪影響の可能性を排除できずにいます。
一般に子供は早く症状が落ち着きますが、成人は症状が安定するのに長期化することが多いです。

また、アレルギー疾患に対して独自のアプローチで好成績をあげている漢方医のサイトを紹介してみます。
院長は、基本的にステロイドや抗炎症薬は投与していません。
それはこうした薬を飲んでも症状を一時的に抑えるだけで後にリバウンドで悪化すること、また薬で免疫を抑えている間に体内に潜伏しているヘルペスウイルスが神経節で増殖して、後になって様々な不定愁訴を引き起こすからだとしています。
松本氏によれば、こうした免疫のエラーともいえる現象は過去には存在しなかった農薬や化学物質に対する免疫の過剰反応であり、薬で免疫を押さえつけなければ最終的には「免疫寛容」という免疫機能の自然な沈静化が起こって化学物質との共存できるとしています。
そのために用いている治療手段は漢方や鍼灸で免疫力を高めながら免疫の反応を上手にコントロールしていくということのようでした。

情熱を持って臨床と研究を続けておられるようで、文章はわかりやすく、実践者が持つリアリティを感じさせるものでした。
実際に症例などを見てみてもかなりの結果を残しているようで興味深いと思います。