日別アーカイブ: 2014/08/23

海の向こうから来た患者さん

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最近海外の方をお迎えしました。
40代のアメリカの女性で、長時間のフライトで左臀部から足にかけてシビレと重だるさなどの坐骨神経痛様の症状が出ていました。
そろそろ帰国が近づいているのに症状がずっと続いているので、帰りのフライトで苦しまずに済むように何とかして欲しいということで来室されました。
海外の人がハリに対してどのような反応をするのか興味深々で、またうまく効果を出せるか不安を感じながら治療に入りました。

気の滞りは腰にありました。
触れてみると腰から臀部、そして大腿やふくらはぎの外側にかけて強いハリがありました。
また背中も全体的に強くこわばっていて疲れていることが伺えました。

治療ではまず気の滞りを取り、そのあと横向きに寝ていただいて、足のハリと痛みがあるところを取り、最後に背中のハリを取りました。
そして起きて、歩いてもらうと、不思議そうな顔をしながら「痛みがなくなっている」と話されたのでホッとしました。

治療中はアメリカの話を色々と聞かせていただきました。
印象に残っているのは物事が白か黒かの二者択一であることで、政治や日常のことまでそのことが徹底していて、曖昧なことは良くないと考えているようです。
また現在の世界情勢に関してもイスラエルは中東の小国として頑張っているので助けなければいけない、など日本で報道された米国人の中東観を裏付けるような意見も伺いました。
他にも健康保険が家族3人で月4万円ほど支払っていること、健康保険に加入できなかった知人が盲腸で3日間入院して100万円かかったことなど同国の高額な医療費など印象に残りました。

ちなみにアメリカの鍼灸は中国の人が経営している所は割とあるようですが、日本人がやっている所は近くにはないとのことでした。
うちの治療室が「アメリカでもやっていけますよ」と言って頂いたのはお世辞が入っているのかもしれませんがちょっとうれしい一言になりました。