確定申告

201102121701000
自営業の場合は、事業に関わる収益状況を「青・白色所得税申告決算書」を作成して明らかにし、その所得額を元に「確定申告書」を作成して最終的な所得税を支払わなければなりません。
税理士さんに帳簿を渡すか、会計ソフトに打ち込めば自動的に処理してくれるので、あとはそれを税務署に提出すればしばらくしてから支払額の通知が届き、支払えば終わりです。
しかしおカネの流れを自分なりにコントロールするためには、このシステムをそれなりに理解することは重要です。
以下に備忘録を兼ねてまとめてみます。

「所得税申告決算書」の作成は会計ソフトを使うと便利です。
有名なのは、弥生やソリマチで、私のパソコンでは弥生を起動できなかったので、ソリマチを使っています。
近年はマネーフォワードなどがオンラインで作成できるようにしていて、一考に価すると思います。

まず申告は白色と青色に分かれます。
これは用紙の色から来た名前ですが、白は「細かな帳簿はいい加減でどんぶり勘定でOK,その代わりに税金はたくさん払ってもらいますよ」というもの、一方青は「帳簿類や領収書をきっちり保管しなければならないけど、税金は少し値引きしてあげますよ」というものです。
この値引き分だけを見ると青の方がいいように思えますが、実は白は白なりのメリットがあるとされています。ただし自身のマネー力を付けるという意味では私は青がお奨めです。
税金の値引き=控除という文言が使われますが、これは最終的に所得税だけでなく、住民税、健康保険税ともリンクしているのでバカにならない金額になります。

最初に課税される基準金額「課税所得」を把握します。
これは収入から経費を引いたものが該当します。
収入は「事業から得たもの」「株式などの配当金」など、経費は「事業にかかったもの」、さらに税法上認められている経費として「青色申告をした人に与えられる特別控除65万」や生活費相当額「基礎控除38万(大昔に計算されたので非常に安いです)」そして「既に支払った個人分の社会保険料」などがあります。
この社会保険料とは年金や健康保険に加えて、60歳まで払い出しできないなどの制限はあるものの自分年金として積み立てた投資分(日本型401Kや小規模企業共済)も認められているので、年齢や環境に応じて検討の余地はあると思います。
これをまとめると「収入−必要経費−所得控除=課税所得」になり、この課税所得を元に次のような複数の税金が掛かってきます。

所得税
課税所得の103万以上の部分に、収入に応じて5~40%の税率が掛かります。
住民税
課税所得98万以上の部分に一律に課税される税金です。
所得に関係なく一律の「均等割」が約4000円と、課税所得の10%の合計額です。
健康保険税
住民税とよく似た構造で課税されるものですが、更に世帯分の「世帯割」が追加されます。
一律の均等割が約3万、課税所得10%に相当する所得割、世帯割が2万5千円の合計です。
このサイトが計算方法をまとめています。
事業税
290万以上の所得に事業内容に応じて3~5%かかるものです。

上は大雑把に書いたもので自治体ごとの誤差はありますが、最低でも所得額の3割以上は税金で持っていかれることは覚悟したほうがいいでしょう。
これに消費税もかかるわけですから、中々安くない税額だと思います。

所得税申告決算書を作成して、所得金額が確定したら、それを元に確定申告書を作成します。
ソフトも出ていますが、税務署のサイトで簡単に作れるのでそちらを利用しています。
なお、社会保険料などの控除証明は、国民年金は控除証明書が出るので原本を、健康保険は領収書は5年の個人保管義務があるのでコピーを添付しています。