スウェーデン・ハウス

今日はスウェーデンの家について。
日本に「スウェーデンハウス」というハウスメーカーがありますが、まさにそのような感じの色使い、雰囲気の家を多く見かけました。
赤、白、青など原色をメインにしながら、扉やドアの部分だけ色違いにするなどして、スタイリッシュという言葉がしっくりくるようなものでした。

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スウェーデンでは知人の家に滞在しました。
デンマークに近い、南部のローカル線を鉄道で移動し、こじんまりとした駅に着きました。
周辺にはスーパーと電気店がある小さな駅です。

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そこから徒歩10分くらいの所に知人の家はありました。
築100年以上という歴史を刻んだ建物ですが、修繕が行き届いていて、きれいで居心地の良い家でした。

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上の写真は私が泊まった個室です。
2Fにあり、この階には他に2部屋と洗面所とトイレもありました。
そして1Fはダイニングキッチン、個室2つに、温室、ユニットバスがありました。
各部屋が広めにとっていて、ゆったりとしていました。

ヨーロッパでよく聞くのが、家は財産であるということです。
日本もそうだと思いますが、日本の場合、建物は建てた瞬間から中古になってその価値は下がり続けて耐用年数20年とか、30年で減価償却で価値がゼロになるとか言われます。
スウェーデンやデンマーク、ドイツなどでは基本的に家の値段が落ちることはありません。
皆、財産になると思って投資目的で購入し、売却時は少なくとも1.5倍以上で売れることが多く、修繕をキチンとやれば資産価値は下がらないそうです。

日本ではあえてスクラップ・ビルドで建設を推進することで経済を回そうという意図があるのだろうと思います。
しかしこのことは建設業界周辺は良いのですが、数十年のローンに縛られ生涯をかけた高額な買い物をする国民からするとたまったものではなく、ある種の利権として機能していることを伺わせました。

他にも海外という視点から日本を見ると、見えない規制というものを感じることがよくあります。
規制はしばしば既得権と結びついていて、私がいる医療業界もそうですし、建設、農業、音楽などは相当強固なものがあると思います。
これらは鎖国して生きて行くのならそれなりに経済も回るし有効な政策になると思うのですが、ひとたびグローバルという形で外との競争になると、規制と保護は容易に弱点へと変わります。
保護された業界は海千山千の海外勢とがっぷり四つに組むと中々勝てないでしょう。
TPPという黒船の接近は、うちの業界にとっても他人事ではないなあ、などと思います。

このように、空気のように当たり前だと思っていた常識をちょっと見直すのに、海外という視点を借りると中々面白いと思うのです。