開業の手続き

annaiban
開業に関連した基本事項をこのページにまとめます。

★手続き関係
基本的な手続きについて書いてみます。
まず法律が定められているので、それに従って場所を確保し、申請しなければなりません。
まず治療室の広さや設備などは「治療院の設備」、営業に当たっての税務申告のための開業届けは「開業届けの書き方」、などが参考になります。

★鍼灸の健康保険治療と組合加入について
次に保険について。
鍼灸の保険は病院とは異なり、疾患が5つに限定され、予め医師の同意を得なければならず、期間も3ヵ月ごとに同意の更新をしなければなりません。
保険では払い込み額が一律決まっていて、一施術でおよそ1000円が公費から負担されます。
また出張料を計算する際の距離計算、申請書に必要な年齢計算には便利なサイトがあります。
保険の詳細はここにまとめられています。

保険は本来は自ら請求すべきものですが、複雑で毎年のように法改正が行なわれているため、業界団体を経由して請求することが「推奨」されています。
勉強すれば本人請求も可能なのかもしれませんが、厳しい道のりで実質的には業界団体、すなわち組合に加入して請求しているようです。
コストは次のような感じです。カッコは私が加入していた組合です。
・組合入会金 10、000~円
・出資金 10,000~円(30,000円:退会時に返還されます)
・年会費 12,000~円(24,000円)
・個別手数料 無料~(請求額の1.8%)
・講習会等出席 交通費や宿泊費など実費、年数回開催
・書類作成補助ソフト 無償~30万(25万:希望者のみ)
このコストは各業界様々ですので、自ら調べて確認していく必要があります。
私が見て安いと思ったのは、「東京鍼灸マッサージ共同組合」や「札幌鍼灸柔整マッサージ師会」です。
また加入により、次項の「鍼灸賠償責任保険」にも加入できること、勉強会などに参加できることなどがメリットになります。
逆に言えばこうしたことが必要なければ加入せずにやっていくことも可能です。

★損害賠償責任保険
鍼灸は医療事故の起こりにくい技術ですが、ゼロとは言えないので損害保険に加入することになります。
保険の引き受け会社は個人では受け付けてくれず、組合や同窓会などの団体を経由して申し込みすることになります。
補償内容は医療事故と院内設備によって生じた事故になります。
私の加入している保険会社のプランは次のとおりです。
医療事故一件につき(カッコは年間掛け金)
1.3億円(13730円)、
2.1億円(11090円)
3.5000万(9540円)、
3.3000万(8220円)、
比較的多い事故は肩口の深針による気胸神経の損傷、灸による火傷程度になると思います。
しかし浅刺や鍉鍼中心の治療スタイルを取っているのなら、それほど高額のコースにしなくてもよいと考えています。
私はほとんど鍉鍼のみで時々弱い台座灸を使う程度なので、3番目のコースに加入しています。

既に諸先輩方が秀逸なページを残されているので参考にあげてみます。
鍼灸あま師の孵卵器
千葉で開業されている先生が、開業の手続き、物件選びのポイント、備品などについて詳細に解説されています。他に趣味のイスラム世界への紀行記などもあり、読み応えがありました。
はり灸太郎の鍼灸ブログ
この業界の実情や開業の流れなどについて詳細に解説されています。様々な項目が読みやすく整理されています。