おカネの管理

自営業はお金の管理も重要な要素になってきますので、ここにまとめてみます。

●銀行について
数が増えると管理が難しくなりますので、なるべく絞っていきます。
どの銀行を使うかですが、護送船団方式が崩れて、各行が少しずつ独自色を出しつつあるように感じます。
以下、私がお世話になっている銀行です。

ゆうちょ銀行
規模的にはメガバンクと遜色ないのですが、民営化移行間もないこともあり、方向性が定まっていないようです。
振込手数料は、「ゆうちょ支店間」ではネット利用「月5回まで」無料、ATM利用だと「常に」無料になります。
またゆうちょ銀行のATM引き出しでは日時には無関係に常に無料です。

SBI住信銀行
ソフトバンクが作ったネットに特化した銀行です。
後発組ですが、高い金利と安い手数料、証券会社とも提携した使い勝手の良さで猛追しています。
振込手数料は、ネットバンク利用で同行内では常に無料、他金融機関宛でも「4件/月まで」は無料です。
ATM利用は預入と引出しも共に、セブン銀行とイオン銀行で常に無料、ゆうちょ銀行では5回/月まで無料です。

●資産の配分について
次に資産をどのような形で残しておくかをまとめてみます。
王道の定期預金だけだと為替やインフレ誘導などのリスクがありますので、資産を様々な国や種類に分散投資することが重要です。
私は世界の株や債権に対して自動的に分散してくれる「インデックス投信」を中心に、補助的に金・原油・作物、不動産REITなどのコモディティ、実物資産を持つことが良いと考えています。
決して大きな利が得られるものではありませんが、ゆるやかに増減しながら結果的に世界経済の成長に乗って増えていくもので、複利の力をエンジンにすればバカになりません。
分散投資についてはこのサイトが参考になります。

1.インデックス投信
資産残高  シャープレシオ  リターン   信託報酬 財産留保
世界経済IF    10638   1.4 1.7 0.7  12 14 22   0.54   0.10
これ1本で日本を含む先進国・国内・新興国の世界48カ国のGDP割合に応じて5605銘柄の株式・債券の6資産に対して国際分散投資ができます。日本は1割で、最大は北米が約3割です。
新興国にも35%と高めの配分を敷いています。

2.アンティーク金貨
実物資産の1つとして、近年ヨーロッパにコレクターが多いアンティーク金貨が注目されています。
コインの選定、購入・売却がスムーズに行なえるかが重要ですが、株式などと異なり市場が整備されているわけではなく、生半可に参入するのは難しい市場だと思います。
まずコインの選定は相場観を摑み、偽物を排除するために海外のガイドブックなどで概略状態のランク説明相場などを勉強しなければなりません。
入手先はとりあえずは海外オークションが、コストやコピーリスクから入りやすいと思います。
ただし、コストが高く、落札手数料が2割、保険付きの送付手数料、日本の消費税などがかかります。他にもやり取りは英語なので、トラブルがあった際の交渉なども考えるとハードルは高いと感じます。
売却先は国内ショップ相手だと買い叩かれやすく、ショップ主催のオークションの場合で手数料が10%と送料がかかります。
これらを加味すればざっと3-4割程度の別コストがかかる計算になり、採算ラインに乗せるのは難しいでしょう。
特定の国の歴史や文化に関心があり、旅行好きの方には良いかもしれませんが、これらに関心がない状態で投資に組み込むのはリスクがあると思います。

3.金ETF
ゴールドを所有するのならペーパ証券の形が手軽で良いのではないかと考えています。
いくつか種類がありますが、実物の裏づけがある唯一の国内ETFとして「金の果実」などが手軽です。
金は株などのように資産の増加は望めず、保管手数料が年毎にかかるため、あまり多く保有する必要はないと思いますが、ポートフィリオの2割以内くらいで保管しておくと、急な相場の動きの中で緩衝材として働いてくれると思います。

4.その他のコモディティ投資
その他のものとしては、現在生産過剰で下がり続けている原油は「野村原油」、金属や原油などを幅広くカバーしたコモディティ・インデックス「三菱e-maxisインデックス(信託報酬0.882%)」、株価の変動率を反映したVolatilityIndeXなどが株価と逆に動いてポートフォリオの安定に貢献してくれるかもしれません。
他に実際の企業株を購入するのもいいかもしれません。
その際は、次の指標を基準にして、ここ2-3年で最安値のものがオススメです。
 PER:1株あたりの利益率。今後の企業の隆盛年数を端的に示す。上場企業で15倍。
 PBR:1株あたりの資産額。会社の資産蓄積に対する市場評価で1以下なら割安。

こうした1-3のパーツを組み合わせて目指すポートフォリオは次のようなものです。
 流動性資産(現金・預金)       25%
 各国GNPに応じて分散させた株式・債券  50%
 金・商品等のコモディティ       25%

投資判断の参考になるサイトを挙げてみます。
 バルティック海運指数
 日経株価チャート
 個別株検索
 My Index:ポートフォリオを作ることができます。